2010年11月11日

ハナムケノハナタバ(湘南1-3大宮)

SN3D01740002.jpg残り6試合で一番勝ちたかったし、勝たなければいけない試合だったのに。

今季限りでの退団が決まり、今日の便でブラジルに帰国してしまうジャーン。
本当にたくさんのものをもたらしてくれました。

過去最悪の成績、失意にくれた2006シーズンが終わって半月あまり。年の瀬に彼の加入が発表されて以来、次のシーズンが楽しみで仕方なくなったのを今でも覚えています。
天皇杯で対戦したり、友人に付き合って味スタに試合を観に行ったりして、何度か目にしたプレーはそこらのDFとは格が違った。少し前に東京からの退団が発表されたときも、何でだ、とあっちのサポでもないのに不信感を抱いた。
これできっとベルマーレは強くなる、と期待に胸を膨らませつつも、一抹の不安は拭いきれませんでした。これまでも、何人もの素晴らしい選手、素晴らしい人間を迎え入れながら、その想いに応えられないまま悲しい別れを繰り返してきた。彼ともそんなことになったりはしないだろうか。結果的に「高い買い物」で終わってしまうのではないか。
しかし、サポ同志の皆さんには改めて言うまでもないことですが、そんな心配はまったくの杞憂でした。ベルマーレにやって来たジャーンは、凄まじいキャプテンシーでチームを引っ張り、戦う姿勢を体現してくれた。ボロボロだったチームを戦う集団に変えてくれた。翌2007シーズンは前年の不出来が嘘のような躍進を遂げ、終盤まで昇格への望みを繋ぎました。そして年を追うごとのステップアップ。10年越しの悲願だったJ1復帰を決めたときは、彼と一緒に涙を流して喜びました。

今年は怪我が続き、なかなかベストのパフォーマンスが見られなかったジャーン。欠場も多くなり、彼の不在が響いて不甲斐ない試合を増やしていったベルマーレは、餞に勝利をと奮起する姿勢もろくに示せませんでした。
あんな試合で送り出したくはなかった。人一倍責任感の強いジャーンだけに、きっとこんなことになってしまったベルマーレに後ろ髪を引かれる思いでいることだろうと思います。
退団セレモニーの後、止まらない涙で霞む視界の中で、ジャーンはずっと感謝の気持ちを表してくれていました。僕らの方こそありがとうジャーン。本当にありがとう。
別れは悲しいけど、いつまでもジャーンにおんぶに抱っこじゃいられない。自分たちで戦えなければ、そしてまた、ジャーンがしてくれたように戦うハートを育てていかなければ、未来なんてない。感傷に浸るばかりじゃなく、彼が残してくれたものをもう一度思い出して、取り戻していかなければなりません。
残り5試合、今しかできない戦いの体現を。大宮戦で渡せなかった餞別が、海を越えてジャーンの元へ届けられるように。
posted by ネリ・マクミン@8ゲ at 03:52| Comment(0) | ベルマーレ-観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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