2015年12月29日

「心のクラブ」を持つということ(湘南ベルマーレに関わるすべての人が2016年を笑って過ごすための私見)

うわあ、このブログ、1年半近くも更新されてないナリ……。
こうも間が空くと、何からどう書いていいかもわからなくなりますね。
2015シーズンは、エンドレスな仕事と妻の妊娠発覚と引越しと謎の体調不良(まだ今一つ原因がわかってない)と、まあ色々ありまして、終わってみれば参戦はGWのホーム神戸戦(1-1ドロー)の1試合のみ。今世紀に入ってからの年間最少記録を更新してしまったような……面目次第もないお話です。

とまあ、個人的な弁明というかなんというかはさておいて、今年のストーブリーグですよ。

遠藤航が浦和へ、永木亮太が鹿島へ。主軸と呼ぶほかない重要な戦力が、一度に流出する事態となりました。
さすがにうろたえずにいるのは難しいですね。。
「泥船から逃げ出すよう」なんて悲観的な声もちらほら聞かれたりで、何ともはや。
ちょっと気持ちを整理する意味も込めて、久々に長文をしたためようと思うナリ。

まずこれだけは確信していることですが、2人の移籍はいずれもひとえにポジティブな意味合いのものであること、そして湘南ベルマーレというクラブは2人にとってこれからもずっと特別であるということ。
移籍コメント(いずれも長い)を読んで思い出したのが、まあこういう文脈で名指しするのも何ではあるけれども、大竹洋平が完全移籍の際に移籍元(東京サイド)へ寄せた言葉でした。
一部引用すると、

湘南でしっかりと活躍し、成長してまたいつか東京で試合に出られる力をつけて戻ることができたらと思います。


このくだりに、当時は何とも言えない引っかかりを感じたものでした。
何だいウチの一員になるのは都落ちかい、東京に居続けられるならいたい気持ちが見え見えやないかい、まったく失礼な――的な憤りも、多少は覚えたような気がします。
けれど、彼自身にとって、その思いが嘘偽りのないものであったことは確かだと思います。
ジュニアユースから育ったクラブが、特別でないわけがない。そのクラブに戦力として必要とされることは、サッカー選手としての誇りに他ならない。それはステップアップとかステップダウンとか、傍から見てどう評価されるかなんていう話は超越した、第三者には知り得ることのない、強烈な愛着の発露に他ならないものだったと思います。
そして、そうした思いをモチベーションとしつつ移籍先で死力を尽くすことは、プロとして間違ったこととは言えない。現に彼は度重なる怪我に苦しみながらも、湘南戦士の一人として、幾度となくピッチの上で輝きを放ってきた。
立場は違うし、単純に比較できるものでもないけれど、今回巣立っていく2人が異口同音に「いつか戻って貢献したい」というコメントを残しているのは、きっとただのリップサービスではない(というか、そういう変に小賢しいことができる奴らだとも思わない)。大竹と同じように、クラブへの強い愛着を、隠すことなく表してくれたという事実。我々サポーターとしては、それをまず誇るべきなんじゃないかな、と思うんです。

「サポーターは移籍できない」なんていうフレーズは、サッカーファンの間ではとっくに使い古された感もあります。
僕個人で言えば、全国各地を飛び回って27試合で声を枯らした2010年と、たった1試合しか顔を出せなかった2015年で、目に見える形の貢献度、あるいは熱意には、明確な差があるという自覚はあります。でも、どんなときだってベルマーレが勝ったら嬉しいし、負けたら悔しくて、時には家族に八つ当たりなんかもしてしまったりする。ベルマーレが人生の一部であり、僕の心の決して小さくない部分を占める、まさしく「心のクラブ」であることは、これまでも、これからも変わることはありません。
翻って、プロサッカーの世界は厳しいものです。決して長くはない選手生活の中で、どうやって成長し、何を成し、どんな種を蒔くのか。自問自答を繰り返しながら、ある選手は一つのクラブに選手生命の全てを捧げ、またある選手は環境を変えてチャレンジを繰り返す。けれど、どんな選択を取る場合であれ、ドライな言い方をすれば雇われる側であるプロサッカー選手も、「心のクラブ」を持ち続けることはきっとある。そしてその思いの持ちようは、そのクラブに籍を置くか否かという二者択一だけで測れるほど単純なものでもないと思います。
浦和レッズの遠藤航と、鹿島アントラーズの永木亮太。2人とも、間違いなくこれからの日本サッカー界を背負って立つ選手です。
たとえ所属は違っていたって、彼らにとってもまた、湘南ベルマーレは「心のクラブ」であり続ける。僕はそう信じたいと思いますし、実際のところそうなんだろうとも思います。そして、そのことの根底には、我々サポーターが送り続けた声援が、彼らに注ぎ続けた愛情が確かにある。
「わしが育てた」という物言いは尊大に過ぎるけど(というかわしだけで育てきれなかったから2人とも出て行くんだけどw)、彼らの根っこや幹の部分をしっかり育んできたという自負と、これからもずっと共にベルマーレファミリーであるという思い。この2つは、できるだけ多くのベルマーレサポーターが、大事に共有し続けられたらいいなあと思う次第です。

これからも頑張れ航、頑張れ永木。願わくは、2人が現役のうちに、「貢献」とか上から目線で言わせる余地も与えず、むしろ「戻りてえ……」ってなるくらい、魅力あるクラブにしておきたいものですね。
現実的には、主に金銭面の課題が山積してますけどね。。まずは来期の胸スポ早く決まってくれないとっていうね。。

ともあれ、僕個人は何も偉そうなことが言える立場ではありませんが、サポーターとしては、それぞれができることをできるだけやりきって、来年も気持ち良く終えられるようにしていきましょう。
監督と同じく(最新の「ベル12通信」未読の人は可及的速やかに読んでね)、またその思いに応えるためにも、このクラブの可能性をちゃんと信じて。クラブの歴史が証明してきたように、ブレないことが唯一にして最大です。
というわけで……
俺たちの戦いは、これからだ!!!
posted by ネリ・マクミン@8ゲ at 01:04| Comment(0) | ベルマーレ-よもやま | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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